? とにかく改造してみたい!!MEGAPADを修復
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ジャンク"ASCII MEGA PAD"を修理し、X68(ATARI)仕様としても使えるケーブルもつくってみる

復活した"ASCII MEGA PAD"

だんだんとコンテンツがショボくなっていく昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。この程度のネタを投入するのはどうかと思ったのですが、無事に修理が完了しまんぞくに使えたことがとても嬉しかったので、やはり記してみることにします。


セガが一番元気だったころのメインプラットホーム、メガドライブ用のパッドです。裏面をみたところ"ASCII Corp."とあります。雑誌を作っているアスキーと同じ会社でしょうか。

なぜいまどき16bitなメガドライブのパッドなのか?というと、コイツ、配線を3本チェンジするだけで孤高のゲームマシンX68000で制限付きながらも使えるのです。ホームワークステーションではありません。ゲームマシンのペケロクで使えるのです。もう一度いいますよ。ゲームマシあqwせdrftgyふじこ


おほん!!気を取り直して続けます。先日X68の修理を、紆余曲折と放置の末に半年がかりでようやく完了し(長すぎるだろ...)たところ、ゲームパッドがないという状況になりました。

X68のゲームパッドは、標準的にATARI準拠のものを使うのでMSX用パッドなどでもいいのですが、リア小の頃につかっていたパナソニックの2ボタンパッドを押入れの中から発掘して使ってみたところ、異常に十字ボタンが固く、またA/Bが任天堂のファミコン配置だったので、ゲームの最中に気になって楽しめません。

ということで、地元のゲーム屋のジャンクコーナーのゴミ箱を漁り100円で仕入れてきたのが、この"ASCII MEGA PAD"なのです。ちなみにこのパッドの入ってたダンボールの上には、不動ゲームキューブと不動旧型360が所狭しと並んでいました。360はともかくゲームキューブってそんなに壊れるんだろうか。


と、話が脱線したところで、もとに戻します。


いい加減ゴミ漁りも辞めて、家に戻ってから袋から取り出してみたところ、なんか『カラカラ』と小気味よい音がしました。下むいて嫌な顔しながらもなんとなく小躍りしたくなる瞬間です。速攻で分解します。なんか金具が2つ外れて飛び出しました。

なんだこりゃ...と思ったら連射スイッチの金具が、プラスチックのスイッチバーから外れてしまっていたのでした。外れていない残りの二つもやたらとグラグラします。

とりあえず外れた金具二つを取り外し、元どおりケースに戻し、変換ケーブルを介してX68に繋いでみたところ、見事に二つのボタンが反応しません。また残りの二つも接触が悪くボタンの反応が極めて悪いです。


むむう...。ジャンク扱いとあってもほとんど使えるものしか置いていないあの店で、普通にジャンクを引いてしまったのは、運がいいのか悪いのか。まあ金具くっつけちゃえばもとに戻ることは明白なので、サックリと直してみようと思いました。

完成しました!!

このボンド止めはなかなか強力です。1日経つとゴム状に適度な弾力を持った硬化をする(?)のでこういう動作する部位にはモッテコイだと思います。今後20年はいけます(?)。

使用感は悪いです!! ボタンはいいのですが、十時キーが重いです。これではMSXパッドとかわりません!! グラディウスIIでボスラッシュの前のザブにヤラれまくりです。使えません!! まあでも、連射用パッドが手に入っただけいいとしましょう。

ボタンの上にはLEDがあり、ボタンをヒットすると点灯します。連射が効いていると点滅しまくりです。無駄な電飾の中心でCooooool!!を叫ぶ系の感覚は、最近の女子にも売る必要が出てきたハードからは失われた文化というか、なんか濃ゆい感じがあります。連射スイッチのところに"TURBO"とかあるのも泣かせます。併せて16bitと胸にデカデカと印刷したTシャツとか着て使いたくなります。飯野賢治とかの感じです。メガドライバーになりたいと思わせるアイテムです。


なんか基板をみたところ74HC04(インバータx6)を使った、典型的なマルチバイブレータで連射やってます。STARTにも連射かけることでスローモーションモードも付けているところが原始的です。

連射機能は、SS/PSあたりからゲームソフトのオプションで標準的に設定出来るようになっているし、またそちらはソフトウェアでやってるので完璧にシンクロ連射してます。ですんで、いまどきハードウェアのマルチバイブレータ式連射なんて、X68とか既に終わってしまった古いゲーム機用にしか存在意義がないものですが、そのX68で使うわけなのでありがたいことです。


以下、作業中に気がついた点など、思い出したことをポツポツと。


部品表

工具表


更新履歴

2011-05-18
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