ファイティングスティックSSをPSで使えるようにしてみる

ファイティングスティックSS PS転用仕様

今回のターゲットは、ファイティングスティックSS。

このスティックは、VFに特化した3ボタンのRAVFとは違い、廉価ながらも8ボタン仕様で、当然全てのゲームに対応できるのが売り。

ボタンやレバーの質は、RAPなどゲーセンクラスのものを使ったことがあるなら不満がでるレベルでしょうが、パッドからスティックへと移行するには最適どころか十分満足なスティック。かくいう私もセイミツパーツのRAVFを製作するまではこのスティックでヴァンパイアを散々プレイしていたものです。


レバーの感触は、セイミツLS-56(旧型の軽い入力の奴)にかなり近い。軽く入りストっとした感触で止まる。ボタンはガタが非常に大きく、押し返しの力も結構あるのも手伝って、押しすたびにボタントップの上下が波打つように揺れるのが特徴。その為か動作音も結構五月蝿い。

ボタン配置はホリ8ボタン配置でしたが、ゲーム側でボタンアサインをガワ右側から6ボタンに割り振ってしまえば、アストロ配置的な感触でも使えました。

ガワは非常に低く作られていて、鉄板の天板と底板で挟んであるので非常に頑丈。それに加えて天板にはなんと贅沢にもシボ塗装が施されている。ロー&ワイドが好みの向きには好感触だったのではないかと思います。


上述したようにこのスティックはSSで使う分には、多少の不満はあれど不備はないわけです。ではなにが気に入らないかというとPSで使えないこと(またそれか)なのです。

ということでPSで使うべく乗っ取りについて検索していくと、基板がSS/PS兼用とのことがわかった。PSパッドからケーブルを外し、ハンダ付けするだけでPSで使えるようになるという。

実に簡単である。これは、やるしかないわね!!なのです。


改造内容としては新たにケーブルを接続するだけなわけですが、PSで利用する場合それだけでは不十分です。SS用にはついていないSELECTボタンの増設が必要です。

スティックを分解してみると、STARTボタンと連射設定スイッチの基板には、SELECTボタンのパターンと導電ゴムが付いていました。ここもPS版と兼用らしいです。あとはプラスチックのパネルに穴を開け、適当なプラスチックのボタンをはめ込めばいいことになります。

これにはケーブルを取り外すPSパッドのボタンを転用することにしました。

完成しました!!

使用感はまるで変わりません。当たり前ですw。SELECTボタンの押し心地はあまりよくありません。穴のクリアランスなどは問題ないんですが、転用したパッドのボタンの高さにストロークがあってないのでぐらつく感じです。まあ滅多にSELECTボタンは押さないので問題ないでしょう。

PSでの動作を確認してから、SS用のケーブルを再度接続し、ケーブルを二本だしのSS/PS両対応としました。ケーブルが二本でるようになってしまったので、片付けるのが面倒臭くなってしまいましたのですぐに外しましたが。 一度に両方のゲーム機に接続して使えるわけでもないし、やはりどちらか一方のみとするのが正解でしょう。

実は、この改造が私のスティック改造の第一号だったりします。やはりなにごとも簡単なところから手を出してエスカレートするわけですね。


以下、作業中に気がついた点など、思い出したことをポツポツと。


部品表

工具表


更新履歴

2011-03-09
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